「投資戦略会議で叱責された」村上ファンド事件証人・岡島 サトシ氏への検察側再主尋問
ニッポン放送株の購入
- 反対尋問で、「平成 16 (2004) 年 10 月 8 日に大量保有報告書の変更報告書を提出すると、翌営業日の 10 月 12 日以降にニッポン放送株が大幅下落した」と証言した
- (「10 月 8 日は 20 円安、10 月 12 日は 80 円安、10 月 21 日は 270 円安だった」との検察側に対し)大幅下落したのは、10 月 8 日から少し経ってからだった
- 11 月 4 日に、トストネットを通じてメリルリンチ証券から 5 万株と日興シティグループ証券から 10 万 2460 株を購入した
- (「供述調書に、『村上ファンドがニッポン放送株を買い集めていたことは、大量保有報告書から兜町界隈に知れ渡っていたので、証券会社が声を掛けたのだろう』とある」との検察側に対し)一般論として話した
- 反対尋問で「証券会社に電話したのは、10 月下旬」と証言したのは、入金状況からの推測で、明確な記憶はない
- 11 月 12 日に、ゴールドマン・サックス証券から 1 万 3300 株をブロックで購入した
- ゴールドマン・サックス証券のイトウ(表記不明)氏に、当日も含め以前から打診していた
- 11 月 11 日に大量保有報告書の変更報告書を提出しているのに打診しているのは、村上被告の指示があったからか覚えていない
- 平成 17 (2005) 年 1 月 5 日に、村上ファンドのニッポン放送株の取得率は 18.57 % になった
- 村上 世彰被告(M & A コンサルティング前代表)から「19.57 % を超えるな」と指示を受けた、と思う
- 1 月 20 日に、MAC スモールキャップ投資事業組合は立花証券から 24 万 7290 株を信用買いした
- 鞘取りではない
- 1 月 19 日に、村上被告から「モルガン・スタンレー銀行から売りが出るから、拾ってくれ」と言われていたので、購入した
- 青山 浩氏(M & A コンサルティング元社員)が信じられないことをした
ニッポン放送株の出口戦略
- 平成 16 (2004) 年当時、村上ファンドの総資産の約 20 % がニッポン放送株だった
- 村上被告がフジテレビに対して TOB をチクチク促すのだろう、と考えていた
- 出口戦略はトレーダーの関知するところではないので、アクティビストとしての村上被告に任せていた
- イタリア旅行から帰国後も出口戦略について聞いていないが、村上被告は「売り手を探そうよ」と積極買いに転換した
- 株価を煽らないように小口に分けたりして、市場やトストネットで購入した
- 午前中の購入株数を報告すると、「何でこれしか買っていないのか」と叱責されることもあった
- 関与率は 30 % くらい
- 後場に購入することもあった
- 投資戦略会議は、原則として月曜の昼と夕方
- 昼は、前週の報告と個別銘柄の状況
- 夕方は、新規銘柄の発掘と既存銘柄の洗い直し
- 「購入株数が少ない」と怒られることは、昼が多かった
- 会議資料に売買量や関与率を盛込み、前週金曜に村上被告に渡すが、銘柄に丸印が付いていると怒られた
- 10 月 4 日の週は、関与率 30 % くらい
- 10 月 12 日の週は、2 万 3100 株購入して関与率 44.9 %
- 10 月 18 日の週は、立会外取引で 3 万 1000 株購入して関与率 18.7 %
- 10 月 25 日の週は、1000 株購入して関与率 0.5 %
- 11 月 1 日の週は、4 万 7780 株購入して関与率 40.7 %
- 11 月 8 日の週は、関与率 60.6 %
- 11 月 15 日の週は、関与率 7.9 %
- 11 月 8 日の週の関与率が高いのは、11 月 10 日に 7 万 9070 株購入して関与率 79.5 % だったからだが、この数値は異常
- 11 月 10 日は市場に出た大きな売りを拾ったのだと思うが、村上被告に相談したかもしれない
- 会議で、買増し停止を命じられることもある
- 資金切れか、大量保有報告書の変更報告書の提出義務が発生しないようにするか、NAV 規制の上限に達したとき
- ニッポン放送株を購入しすぎて叱責されたことはないだろう
- 10 月 20 日に、トストネットを通じてメリルリンチ証券から 24 万 7570 株を購入した
- 村上被告か滝沢 建也氏(M & A コンサルティング副社長)が、売り手を見付けたのだろう
- 市場価格は 4950 円だったが 5000 円で購入し、手数料は 5 万円だった
- 10 月 27 日は、ニッポン放送株を購入しなかった
- 現金は 80 億円以上あったが、大量保有報告書の変更報告書の提出義務が発生するからだろう
取調べと証人尋問
- 平成 18 (2006) 年 5 月 31 日からの取調べで、供述調書を作成したのは女性の佐久間検事
- 前日に、滝沢氏から「MAC アセットマネジメント主導でやっていたことにして、『村上の指示』は NG ワード」と言われていた、
- 取調べの後、「『村上被告の指示』と話した」と弁護士に報告した
- 直接か間接か覚えていない
- 石井 賢史氏(M & A コンサルティング取締役)にも伝えると、「いいんじゃない」と言っていた
- 6 月 2 日に、村上被告の取調べが始まった
- 村上被告が罪を認めるつもりか知らなかった
- 証人の取調べで、「今日から、村上被告の取調べが始まるそうですね」と言った記憶はない
- 朝に母から電話があり、「村上ファンドを辞めてくれ」と泣かれた
- シンガポール移転が決まった頃に、村上被告に辞意を伝えていたが、取調べが終わるまでは辞められないだろう、と思った
- 現在は無職で、デイトレで生活している
- 村上被告の弁護側のヒアリングは昨日が 2 時間くらいで、その前にも 3 時間くらい行った
- 今朝は、弁護側と裁判所で待合せた
- 休廷中は、弁護側と昼食を摂った
- 検察側の証人テストは拒否した
弁護側再反対尋問
- 平成 16 (2004) 年 3 月 2 日に、日興ソロモン・スミス・バーニー証券からブロックで購入した
- 11 月 4 日に、トストネットを通じてメリルリンチ証券と日興シティグループ証券からブロックで購入した
- 事前に打診していた、と考える方が自然
- 手数料は 5 万円
- 11 月 8 日の週は、関与率が高い
- 11 月 4 日に大量保有報告書の変更報告書の提出義務が発生して、11 月 11 日まで集中購入したから
- 11 月 12 日に、ゴールドマン・サックス証券から 1 万 3300 株をブロックで購入した
- 以前から打診していた分を遅れて購入した可能性が高い
- 大量保有報告書の変更報告書の提出義務を発生させる判断は、村上被告が行う
- 資金繰りの管理担当者が作成した表に基づいて購入する
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